郷土出版のハーベスト出版は平成3年5月8日に設立いたしました。島根県松江市を拠点として、山陰・出雲のコンテンツにこだわり、地域の作家による本を出版しています。メニューの「カテゴリーから選ぶ」で本を選択してご購入ください。個人出版の本も制作いたします、ショップ内でも販売することができますのでお気軽にご相談ください。
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松江藩松平家 藩主と家老 -家老仕置役30家と名家老65人-
¥3,850
松江藩松平家 藩主と家老 -家老仕置役30家と名家老65人- 玉木勲 編著 定価3,850円(本体3,500円+税10%) 978-4-86456-542-4 C0021 ¥3500E A4判、314頁、並製本 2024年12月13日発行 < 概要 > 松江藩松平家の藩主と、それを支えた家老による藩政を知る決定版! 初代直政から10代定安までの藩主と、大橋家・乙部家・朝日家・三谷家・柳多家・神谷家の代々家老をはじめとした30の家老家の来歴と藩政を詳しく紹介! 第一部は、松江藩誕生や松江城築城の経緯、堀尾氏・京極氏の藩政の概要、松江藩の格式や職制などの組織について掲載 第二部は、初代直政から10代定安までの治世を、藩内外の出来事も交えて詳述。膨大な史資料から読み取った藩主ごとの来歴や藩政・組織や人事・エピソードなどを、図表なども交えて解説。著者による藩政改革の功罪等の考察も掲載 第三部は、藩主のもとで政治や軍事を司る仕置役を勤めた家老30家を取り上げ、その中でも特に功績を挙げた人物65名の活躍を紹介。 編集執筆にあたって基礎史料としたのは、歴代の松江藩の藩士約1000家について記された『松江藩列士録』。1000家の中から仕置役を務めた家老を抽出し、さらに家ごとに記された勤功を藩主ごとに整理・分類し、知行高や格式などの変遷を調べた結果、藩主がどの家老を重用したのかを読みとった。 出雲国松江藩松平家、代々家老の大橋家・乙部家・朝日家・三谷家・柳多家・神谷家の家系図も収録。 著者が10年以上かけて様々な資料を丹念に調査・整理・分類・著述した、読み物としても史資料としてもお奨めできる、必携・愛蔵の一冊です。 ▼▼ こちらから立ち読みが可能です ▼▼ https://tprint.co.jp/wptprint/ebooks/hansyuto/
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思ひ出の記
¥1,760
小泉セツが語る、夫・ヘルン(小泉八雲)と歩んだ愛おしい人生の記憶。 小泉節子(セツ)とヘルン(ラフカディオ・ハーン/小泉八雲)との13年8ヶ月にわたる結婚生活の回想記。 「思ひ出の記」の他、初翻刻となる小泉セツの手記「オヂイ様のはなし」、「幼少の頃の思い出」(池田記念美術館所蔵)を収録。 一部の旧字・旧仮名づかいを改め、新たに「注」を設けるなど、幅広い世代に読みやすい体裁となった新装版です。 『思ひ出の記』 (著)小泉節子、(監修)小泉八雲記念館 令和6年9月26日発行 本体価格:1,600円 税込価格:1,760円 978-4-86456-533-2 C0095 サイズ:118×188(B6変型判)、並製本、136ページ
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ギリギリ公務員 福間敏
¥2,200
ギリギリ公務員 福間敏 著者 毎熊浩一(島根大学法文学部教授) ISBN978-4-86456-529-5 C0036 A5判、並製本、356ページ 発行日 2024年8月24日 「誘致の神様」と呼ばれる公務員がいた。 故郷・島根に若者の雇用の場を創出するため、役場を飛び出し、全国を東西奔走した 福間 敏。 旧斐川町役場時代に20社を超える企業誘致に携わり、地場の内発型産業振興にも尽力した。 官民問わず、なぜこれだけ多くの人が福間に魅了され、今なお語り継がれるのか。 「人たらし」の極意を学ぶ、多くのヒントがちりばめられた一冊。 また、現代に生きる若者は、そんな「福間敏」の生き方、働き方をどう捉えるのか。 大学生498名との対話から、福間を読み解いていく。 行政研究者による、唯一無二の「異人」公務員論。
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隠岐の山城・続出雲の山城 -隠岐と出雲の山城71選と中世隠岐国の様相
¥2,200
『隠岐の山城・続出雲の山城 -隠岐と出雲の山城71選と中世隠岐国の様相』 高屋茂男(編) 定価2,200円(本体2,000円+税10%) 978-4-86456-528-8 C0021 ¥2000E A5判、400頁、並製本 2024年8月1日発行 ■概要 『出雲の山城』(2013年)『石見の山城』(2017年)続く、島根県内の山城を紹介する書籍の完結編です。 第1部「隠岐の山城」で9城跡の紹介とともに、中井均先生をはじめとする研究者の方々から「隠岐の山城 特論」をご寄稿いただきました。 第2部では既刊『出雲の山城』で紹介しきれなかった城跡を「続出雲の山城」として62城跡を紹介します。 各城跡「地理」「城史」「城の構造」「城の特徴」のテーマごとに詳しく解説し、全城跡に登城マップと縄張図を掲載、城跡訪問に活用していただけます。 ■目次 第1部 隠岐の山城 【第1章】概説 隠岐の山城 隠岐の中世城館概要 【第2章】隠岐の山城を歩く 国府尾城/勝山城/宮田城/小松城/奈森城/高尾城/稲荷山城/中村城/因屋城 【第3章】隠岐の山城研究 中世隠岐の領主(倉恒康一) 隠岐一国の城-国府尾城重要性と意義(中井 均) 中世隠岐国の荘園・公領と領主・土豪層(井上寛司) 隠岐と丹後~漂着する神仏と人々(小山元孝) 第2部 続出雲の山城 【第1章】概説 出雲の山城 隠岐の中世城館概要 【第2章】続出雲の山城を歩く 赤崎山城/天馬山城/道分城跡(鳶ヶ城)/赤屋城山城/壇原城/安田要害山城 キリガマ城(霧ヶ丸城)/上本庄城/矢作山城/稲葉城/西長江要害山城/久多美城 一崎山城/福良城/春日城/高津場番城/寺ノ奥城/土井城/星上寺・京羅木山城 平原城/七類城/加賀城/加賀要害山城/蘆山城/池平山城/高支城/廻り原城 空瀧戸城・城の内館/姉山城/二つ丸城/半分城/栗栖城/戸倉城 城平山城(高瀬城含む)/宇屋谷城/八幡山城/西ノ谷城/寄居城 陣ヶ丸城/立花城/宇山城/阿用城/諏訪城/生山城/福谷城 中野鳥屋ヶ丸/茶臼山城/穴見城/深野城/菖蒲山城/須我非山城 亀嵩城/松木山//唐墨城(烏見城)/下横田城/竹崎城/岩屋寺(+岩屋寺東城) 陣場城(+藤ヶ瀬城、藤ヶ瀬城後背遺構)/甲斐の平城(+夕景城) 武名ヶ平城(+瀬戸山城)/森脇山城/祇園山城
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毛利・織田戦争と城郭
¥3,300
『毛利・織田戦争と城郭』 高橋 成計(著) 定価3,300円(本体3,000円+税10%) 978-4-86456-527-1 C0021 ¥3000E A5判、550頁、並製本 2024年8月1日発行 ■概要 織田信長の中国攻め、天正5年(1577年)から羽柴秀吉等に命じて毛利輝元の中国地方に進攻する。西進する織田軍とそれを迎え撃つために東進する毛利軍の衝突は、足かけ6年にも及ぶ戦いとなった。天正10年6月2日、本能寺の変で織田信長が倒れ、講和するまで、両軍により築かれた多くの城郭が今でも各地に痕跡を残す。その城跡を現地踏査により明らかにし、毛利・織田戦争の実像を読み解くという壮大な試み。 2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の舞台ともなる毛利織田戦争をよりよく知るための参考図書としてもご活用ください。 ■目次 総説 第1部 毛利・織田戦争の始まり 1 丹波黒井城の合戦 第2部 毛利と織田の激突 1 羽柴秀長の活躍 2 福原城合戦 3 播州上月合戦 4 高倉山城からの撤退救援の陣城 第3部 織田氏の西国出陣への地固め 1 羽柴秀吉が書写山円教寺を本拠とする 2 西播磨での戦い 3 但馬国の毛利と織田 第4部 宇喜多氏の離反と草苅氏 1 草苅氏と新免氏の合戦 2 神楽尾城の合戦 3 毛利氏に対する四ツ畝城一揆 4 草苅氏と牢人衆(元後藤氏家臣)の決起 5 高田城の向城大寺畑城の落城 6 竹内氏の離反 7 毛利氏の備前境への攻撃(辛川合戦) 第5部 織田氏の因幡国出陣と南条氏の離反 1 長水城の合戦 2 織田氏の但馬攻略と小代一揆 3 因幡国平定と鳥取城の攻略 4 鹿野城攻略と因幡荒神山城の籠城 5 南条氏の動向と吉川元春と羽柴秀吉の対峙 第6部 備中国・備前国・美作国での毛利・宇喜多の攻防 1 医王山城(祝山城)の合戦 2 岩屋城落城と宮山城・篠向城からの撤退 3 忍山城合戦 4 宇喜多直家の死と衰退 第7部 決戦 毛利対織田・備中高松城合戦 最後に ------------------------------- 高 橋 成 計 ( たかはし しげかず ) 1952年徳島県三好市出身 立正大学短期大学部卒 大阪府高槻市在住 『明智光秀を破った 丹波の赤鬼』─荻野直正と城郭(神戸新聞社出版部 2020年)、『明智光秀の城郭と合戦』(戎光祥出版 2019年)、『織豊系陣城事典』(戎光祥出版 2017年)、『織田信長の伊賀侵攻と伊賀衆の城館』(アメージング出版 2021年)、『今田町の中世城館』(兵庫県今田町教育委員会 1997年)、他に、『戦国・織豊期城郭論』(泉書院 2000年)、『舞鶴の山城』(舞鶴山城研究会 2009年)等の共著がある。
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論集 伊勢と出雲
¥2,200
伊勢神宮・出雲大社がある伊勢と出雲。 ともに国家の成り立ちにおいて重要な地域とされ、歴史的に「神々の聖地」として特別視されてきました。 こうした地域像はどのように生まれ、広まり、今日に引き継がれたのでしょうか。 このテーマを追求するため、島根県古代センターでは令和2年から令和4年度までの3年間、 「伊勢と出雲」と題した研究事業を進め、本書はその成果をまとめた論文集です。 古墳時代から明治時代に至る約1500年間を対象として、 考古資料や神話、祭祀儀礼や遷宮の記録、民俗資料や神道思想書など、様々な素材を扱う13本の論文を掲載。 【目次】 ■研究論文 ・神郡研究の現状と課題 吉松大志 ・志摩の海産物貢納と王権・伊勢神宮 ―神宮を支えた志摩の位相― 穂積裕昌 ・出雲、隠岐の海産物貢納に関連する問題 久保田一郎 ・熊野大社・杵築大社の奉斎体制 平石充 ・伊勢と出雲の祭祀構造 塩川哲朗 ・記紀における出雲と伊勢の神話的、歴史的位相について 榎村寛之 ・平安初期の出雲と神社行政 橋本剛 ・出雲の仏像・神像をめぐる「地域性」の問題 ―「神話の国」の古代彫像をどう考えるか― 濱田恒志 ・鎌倉前中期の造営遷宮と幕府 ―杵築大社を中心に― 田村亨 ・伊勢神宮と出雲大社の遷宮 藤森馨 ・杵築六ヶ村・宮内村の屋敷地の景観と荒神祭について ―十七世紀前後を中心に― 岡宏三 ・近世御師の活動からみた伊勢と出雲 松尾充晶 ・伊勢と出雲 ―浦田長民の宗教思想を中心に― 品川知彦 島根県古代文化センター研究論集第33集『論集 伊勢と出雲』 島根県古代文化センター 編 A4判、並製本278ページ 定価:2,200円(本体2,000円+税10%) ISBN978-4-86456-503-5 C0021 ¥2000E
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『回顧録 松江市政20年』-歴史と文化、水辺を活かしたまちづくり
¥1,320
回顧録 松江市政20年 -歴史と文化、水辺を活かしたまちづくり 松浦正敬(前松江市長) 著 定価1,320円(本体1,200円+消費税120円) 四六判、並製本228ページ ISBN978-4-86456-499-1 C0031 ー・ー・ー・ー・ー 郷土松江への思いを込めて。 高い志と温かいまなざしで市政に取り組んだ20年。 市長を退任して1年ほど過ぎたころ、市史編纂関係者の方々から、回顧録を書いてみないか、というお誘いがありました。これから無為に毎日を過ごし人生の最後を迎えるのも寂しい限りだ、などと漠然と考えていたところでしたので、20年10か月の市長生活で思いつく出来事を書き残し、それが私の生き方にどんな影響を与えてくれたのかを思い返してみるのもいいかもしれない、すこしでも気持ちを充実させることができるかもしれないと考え、回顧録を書いてみようと思いました。(中略) ・・・大半が、事実の羅列ではなく、私の偽りのない思いや感情を表現したものです。したがって、感情が高ぶって、一部きつい表現になっているところもあるかと思いますが、どうかお許しをいただきたいと思います。(はじめにより) <目次> はじめに 松江市長就任 市長就任時の課題 松江・八束8町村との合併 中海・宍道湖・大山圏域市長会 行財政改革 人口減少対策 ルビーシティ松江 松江のこれからの産業 松江城天守の国宝化 松江市史編纂事業について 松江歴史館 松江市の観光 宿泊税 国際交流 原子力発電所 新体育館の建設とスサノオマジック 歴史と文化を活かしたまちづくり 市民・議会・職員 社会人50年、忘れえぬ方々 おわりに
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『砂の器』と木次線
¥1,980
『砂の器』と木次線 村田 英治(著) 四六判 並製本 322P 定価1,980円(本体1,800円+税) ISBN 978-4-86456-496-0 C0036 ¥1800E 2024年 11月 1日 第5刷発行 ------ 【BASE 限定特典】 映画『砂の器』のロケ地、ゆかりの場所を木次線の駅ごとに紹介したパンフレット「『砂の器』と木次線ガイド」を同封いたします。 編集・発行/奥出雲『砂の器』友の会 ------ あの伝説の名シーンは、いかにして生まれたのか? 日本映画屈指の名作『砂の器』公開から50年。 膨大な資料と証言から浮かび上がる、1974(昭和49)年の島根・木次線沿線ロケの実相。 風土・人・時代と作品との関わりから、ローカル鉄道と地域の記憶をつなぐ。 ↓ 試し読みはこちらから ↓ https://tprint.co.jp/wptprint/ebooks/sunano/?pNo=1 ----- 第1章 「亀嵩」はどう描かれたのか 映像の中の「亀嵩」 今西刑事編 本浦父子編 第2章 1970年代の木次線と地域 なぜ駅にそば店ができたのか 木次線 激動の歩み 「持ち直し」の時代 合理化で変わった駅の姿 第3章 なぜ「亀嵩」が舞台になったのか 松本清張と亀嵩 リアルな出雲弁の秘密 映画化までの紆余曲折 第4章 地域の記憶をつなぐ 町にロケがやってきた 役場とエキストラ 意外なつながり ヤマ場となった下久野ロケ 記憶を伝える宿 見えてきたもの その後 --- 著者:村田 英治 1965年、島根県仁多郡横田町(現・奥出雲町)に生まれる。 小学生の時、地元の木次線・八川駅で『砂の器』ロケに遭遇。 1988年、NHK入局。ディレクター、プロデューサーとして番組制作に携わる。 2022年に退職、執筆活動に取り組む。
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石見銀山史伝
¥1,320
『石見戦国史伝』『浜田城史伝』につづく石見国歴史小説シリーズ第3弾! 石見銀山を取り巻く歴史を著者独自の視点で紐解いていく物語、7編収録。 「新たな銭をこの信長が、な」(織田信長) -「『撰銭令』 織田信長 本能寺対談」より 群雄割拠の戦国時代、貨幣経済もまた大いに乱れていた。 永楽銭、鐚銭、丁銀、海外交易、そして石見銀山。 自らの夢を叶えるため、 戦国の世を駆けた人々の壮大な物語。 田中 博一(著) 新書判(106*173)、362ページ、並製本 ISBN978-4-86456-481-6 C0293 定価 本体1,320円(本体1,200円+消費税120円) 2023.9.30発刊 < 目 次 > 『銀峯山』 三島清右衛門 大森銀山再発見 『銭之病』 神屋 寿禎 大森銀山隆盛 『撰銭令』 織田 信長 本能寺対談 『餓エ殺(かつえごろし)』 吉川経家 鳥取城籠城戦 『琉球守』 亀井 茲矩 鳥取城攻略戦 『夢幻如』 神屋 宗湛 本能寺の変 『銀柵内』 安原 因繁(よりしげ) 大森銀山覚書 戦国時代の大森銀山は、多くの人々が関わってつくりあげたものでありますが、その後の大規模開発によってその実像が伝わりにくいものになっています。多くの名もなき人々が大森銀山を支えており、銀山を再発見した神屋寿禎も銀山の経営者、山師になったとの記録はありません。神屋寿禎にとって大森銀山の開発、経営は目的ではなく、大森銀山を手段としてさらに大きな目的に向かっていったからではないでしょうか。 世界遺産、石見銀山を訪れた際には、その壮大な夢を感じ取っていただければと思います。(本文より) < 著者プロフィール > 田中 博一 昭和48年(1973)島根県邑智郡邑南町(旧浜田藩)生まれ。 前著に『石見戦国史伝』『浜田城史伝』があり、石見地方の歴史、遺跡の紹介につとめる。島根県浜田市在住。
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Solving Problems in FLUID ENGINEERING
¥1,650
Solving Problems in FLUID ENGINEERING 技術開発や国際会議の場で国際的に活躍できる技術者の育成を目指した、基本的な流体工学の知識を有する学生が利用するための英語による演習書 発行 2023/3/27 ISBN 978-4-86456-460-1 判型・ページ数 A5・116ページ 定価 1,650円(本体1,500円+税) ■著者 アラム・アシュラフル、稲垣 歩、尾形 公一郎、奥原 真哉、菊川 裕規、上代 良文、鈴木 隆起、高尾 学、武内 秀樹、田中 禎一、早水 庸隆、福森 利明、細谷 和範、前田 英昭、安信 強、渡辺 幸夫 ■目次 第1章 流体の性質 第2章 流体の静力学 第3章 流体の動力学 第4章 管路内の流れ 第5章 抗力と揚力 第6章 次元解析および相似則 ■内容 第1章 流体の性質 この章では,流体の基本的性質として,圧縮性流体(compressible fluid)や非圧縮性流体(incompressible fluid)および理想流体(ideal fluid)の定義を理解する.また,国際単位系(International System of units; SI)を確認したうえで,流体の性質を表す各種物性値として,密度(density),単位体積当たりの重量(specific weight),比体積(specific volume),比重(specific gravity),圧縮率(compressibility),体積弾性係数(bulk modulus),粘度(viscosity)および動粘度(kinematic viscosity)の定義と算出方法を学ぶ.さらに,ニュートンの粘性法則(Newton’s law of viscosity)および表面張力(surface tension)に関して,演習問題を通して学ぶことにする. 第2章 流体の静力学 流体の静力学(fluid statics)では,流体中の相対運動や粘性(viscosity)の影響が生じないものとして,面に垂直な圧力による表面力(surface force)と重力などの物体力(body force)を考えて,問題を取り扱う.この章では,演習問題を通して,圧力の一般的性質,パスカルの原理(Pascal’s principle),静止流体の圧力変化,マノメータ(manometer),壁面に作用する液体の力,相対的静止およびアルキメデスの原理(Archimedes’ principle)や浮力(buoyancy),浮揚体について学ぶ. 第3章 流体の動力学 流体の運動,すなわち流れにおいては,静止している流体に作用する圧力と重力による力に加えて,流体には慣性力(inertia force)や粘性力(viscous force)などが作用するため,流れの解析は複雑化する.しかし,対象とする流体を理想流体と仮定したり,流れが定常流であったりする場合,流れは簡単に取り扱うことができる.この章では演習問題を通して,流れを力学的に取り扱うために必要な基礎式である連続の式(equation of continuity),ベルヌーイの式(Bernoulli’s equation)および運動量方程式(equation of momentum)を学ぶ. 第4章 管路内の流れ この章では,流れをレイノルズ数(Reynolds number)によって層流(laminar flow)と乱流(turbulent flow)に区別できることや,管路内流れにおける層流や乱流の場合の管摩擦損失(pipe friction loss / friction loss in pipe flow)について演習問題を通して学ぶことにする.また,管路における各種の損失についても学ぶ. 第5章 抗力と揚力 この章では,流れに相対的に運動する物体周りの流れ(外部流れ, external flow / immersed-body flow)における境界層(boundary layer),はく離(separation) ,後流(wake)について理解するとともに,流れの向きに働く力(抗力, drag)と流れに直交する向きに働く力(揚力, lift)について演習問題を通して学ぶことにする.また,自動車のボディや航空機,流体機械の翼に働く抗力と揚力についても学ぶ. 第6章 次元解析および相似則 流体を扱う実験で得られた結果を用いて,模型(model)と実物(prototype)のように物体の寸法が異なる場合や流体の種類が異なる場合など,異なる流れの現象を推定するためには,次元解析(dimensional analysis)と相似則(similarity law)を適用して系統的に実験を行う必要がある.この章では,次元解析および相似則について学ぶ.
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余白の中で。
¥1,320
余白の中で。 発行:島根県飯南町 企画・編集:飯南町まちづくり推進課 販売:ハーベスト出版 B5判 84ページ 定 価:1,320円(本体価格1,200円+消費税10%) ISBN 978-4-86456-459-5 「都会にはない、田舎の良さを発信しよう」 実は、この本にも、この町にも人にも、そういう「気負い」のようなものがあまりない。 訪れた誰か、町に住む人々、研究者、それぞれの視点から見つめた、町の「今」の記録。 旅の記憶 / 町の記録 / 余白あります。 /(論考)町を考える
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論集 松江城Ⅰ
¥3,850
論集 松江城Ⅰ 発行:松江市 編集:松江市 松江城・史料調査課 販売 ハーベスト出版 A4判 298ページ 定 価:3,850円(本体価格3,500円+消費税10%) ISBN 978-4-86456-457-1 ー ー ー ー ー 蓄積された松江城研究の成果をまとめる! < 松江城研究の「最前線」> 松江市では、松江城の国宝化をめざし、専門家による調査研究を進め、国宝化につながる多くの成果がもたらされた。国宝指定後も調査研究は継続され、貴重な学術的な考察が発表された。また、松江城を含む国宝5城天守の世界遺産登録を目指して、松本・犬山両市との共同研究なども進めている。 『論集 松江城Ⅰ』は、城郭研究の第一線で探究にあたる専門家が、最新の研究成果をまとめた論文集。 ◆ 主な内容と執筆者 ◆ 第1章 近世城郭としての松江城 ・日本城郭史における近世松江城 (中井 均 滋賀県立大学名誉教授) ・世界の城郭と日本の城郭 ―16・17世紀フランスから見た「城」の東西比較― (三宅理一 ICOFORT国際城塞軍事・遺産学術委員会日本代表、東京理科大学客員教授) ・日本建築史における天守建築 ―高層化を支えた建築技法― (清水真一 徳島文理大学文学部教授) ・幕府収納国絵図から読み解く近世城郭 ―幕府収納出雲国絵図に記された「古城」と近世初頭の本・支城体制について― (稲田 信 元松江市歴史まちづくり部次長) (西尾克己 元島根県古代文化センター長) 第2章 天 守 ・初期松江城天守の外観変化について ―修理経過を通して見る松江城天守の変容― (和田嘉宥 米子工業高等専門学校名誉教授) ・初期松江城天守の位置付け (金澤雄記 広島工業大学工学部准教授) ・松江城天守の構造的特色 ―天守は最上階祭祀空間のための高層建築― (山田由香里 長崎総合科学大学工学部教授) ・堀尾氏領有期の浜松城 (鈴木一有 浜松市創造都市・文化振興課生涯学習担当課長) 第3章 城郭及び城下町 ・近世城郭の虎口構造について ―城絵図からの構造分類を中心として― (中井 均 滋賀県立大学名誉教授) ・山陰三城の御殿建築 (金澤雄記 広島工業大学工学部准教授) (小林久高 島根大学総合理工学部准教授) ・陸軍と松江城 (三宅理一 ICOFORT国際城塞軍事・遺産学術委員会日本代表、東京理科大学客員教授) ・「堀尾期松江城下町絵図」からみた近世初期における松江城下町の空間的特性 ―新出史料を加えた再評価と絵図の科学的分析の必要性― (大矢幸雄 元島根県立浜田高等学校校長) (渡辺理絵 山形大学農学部准教授) ・松江城下町と同時代建設の城下町 (松尾信裕 元大阪城天守閣館長) ・松江城石垣の石材調達 ―採石地と矢穴技法を中心に― (乗岡 実 元岡山市教育委員会文化財課課長) ・出雲地域における 16 世紀後半から 17 世紀前半の陶磁器編年 ―富田城関連遺跡群と松江城下町遺跡を中心として― (小山 泰生 公益財団法人松江市スポーツ・文化振興財団埋蔵文化財課調査係長) (西尾克己 元島根県古代文化センター長) ・松江城下の堀の管理に関する史料紹介 (小林准士 島根大学法文学部教授) ↓ こちらから立ち読みOK! ↓ https://tprint.co.jp/wptprint/ebooks/ronsyu1/?pNo=1
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刀剣 ―武器から読み解く古代社会-
¥1,980
「古墳時代の刀剣類」をテーマに、古代歴史文化にゆかりの深い14県(埼玉県、石川県、福井県、三重県、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県、宮崎県)が連携して、3年半にわたる調査研究の成果を取りまとめたものです。 武器であるとともに、所有者の権力、階層性、精神性などを象徴する器財とも考えられてきた古代の刀剣類。 大量に出土するものの目立たない存在であった刀剣類全般に注目し、 研究の現状、各種刀剣類の種類や概要、金属製武器の導入から古墳時代以前の刀剣類の様相、古墳時代の刀剣類をめぐる個別課題など、知られざる古代の刀剣の深層に迫った一冊です。 「古代歴史文化協議会」が、令和元年度から調査研究を行った「古墳時代の刀剣類」の成果を一般向けに書き下ろした書籍で、 大阪歴史博物館で開催される特別企画展「刀剣 ~古代の武といのり~」の図録としても使用されます。 ■古代歴史文化協議会 島根、鳥取をはじめ古代史にゆかりの深い埼玉、石川、福井、三重、兵庫、奈良、和歌山、岡山、広島、福岡、佐賀、宮崎の14県で構成。 2014~18年度は古代の玉をテーマに共同研究を実施した。刀剣の研究は19年度から実施し、各県の出土品を比較検討。地域の特徴や交流の実態を明らかにしながら、古代社会の成立過程に迫った。 古代歴史文化協議会(編) A5版、並製本、260ページ、オールカラー ISBN978-4-86456-443-4 C0021 2022.10.11発刊 ◆目次◆ 刊行にあたって 古代歴史文化協議会会長 島根県知事 丸山達也 第1章 刀剣とは何か 1 共同研究「古墳時代の刀剣類」…8 2 本書で扱う刀剣類とその概要…9 3 文献資料からみた刀剣の役割…19 第2章 刀剣類の姿 1 剣…24 2 素環頭大刀と直刀…27 3 装飾付大刀…31 4 ヤリ…39 5 矛(鉾)…42 第3章 鉄製武器の出現 ─弥生時代中期〜後期─ 1 金属製武器と弥生社会…46 2 大陸との交流…50 ◆コラム1 埋納された武器形祭器…59 3 弥生墳丘墓の刀剣類の副葬…63 ◆コラム2 竪穴建物から出土した鉄矛 ─鳥取県中尾遺跡─…67 第4章 弥生墳丘墓から古墳へ ─弥生時代後期〜古墳時代前期─ 1 刀剣類副葬の地域差…71 2 刀剣類副葬の祭祀…86 3 集落出土の刀剣類…96 4 刀の受容…102 5 対外交流を示す刀剣銘文…108 ◆コラム3 直刀の国産化…113 第5章 巨大古墳の時代 ─古墳時代中期─ 1 副葬された鉄製武器…116 2 刀剣類の生産…143 3 刀剣類をめぐる中期の変化…164 4 特異な剣 ─蛇行剣─…169 5 刀剣から探る対外交流…174 第6章 金色の大刀の時代 ─古墳時代後期〜飛鳥時代─ 1 古墳時代後期・飛鳥時代 ─その時代背景─…180 2 横穴式石室と刀剣類副葬…185 3 装飾付大刀の展開…191 4 古墳時代後期の首長…196 5 副葬品が示すもの…203 ◆コラム4 宗像の巨大頭椎大刀…211 6 刀剣からみた王権と地域間関係…213 7 広域交通と刀剣副葬古墳…223 8 祭祀具としての刀剣…229 9 古墳時代刀剣類の終焉…233 おわりに ─古墳時代の刀剣類研究のゆくえ─…237 主な参考文献…241 写真提供・図出典…245 主要遺跡地図…249 刀剣類に関わる年表…250 古代歴史文化協議会加盟14県の主な装飾付大刀出土遺跡…252 古代歴史文化協議会加盟14県の展示施設…254 古代歴史文化協議会の構成と歩み…256 協力機関・協力者・執筆担当県(執筆者)一覧…258
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松江日乗 古本屋差し入れ日記
¥1,650
店主の日記につづられた、 松江の小さな古本屋 冬營舎の物語。 『松江日乗 古本屋差し入れ日記』 イノハラカズエ(冬營舎) 著 並製本 258ページ サイズ/四六判 978-4-86456-435-9 発刊:2022.9.1 =・=・=・=・= 島根県松江市にひっそりとたたずむ古本屋「冬營舎」は、 ちっとも本が売れないけれど、毎日のようにお客さんから「差し入れ」が届く不思議な本屋。 個性あふれるお客さんとの交流を綴った店主の日記。 二月十八日(木) 晴れ はす向かいの七福さんが、「一年だね」とケーキをとどけてくださる。 開店の挨拶のときに、開口一番、「場所が悪い」と言われた。それから、あのやぶにらみの目つきで、わざとかと怪訝そうにきかれた。そんな人通りのない路地に長年店をかまえている七福さんは、営業中に店名を染め抜いた暖簾がかかるだけで看板はないが、知る人ぞ知る予約制の懐石料理の店。 冬營舎のある通りはガラエ丁という。その昔、松江城築城の物資を運んだときの音からとも、ダンガラ染からきたともいわれている。南側の末次公園の先は宍道湖で、北はすぐお堀。猫やあなぐまが通りかかり、すずめが集うのどかで静かないい路地。このあたりでは路地とはいわず、小路(しょうじ)という。 アキミさんより卵一パック。 イナダさんより本。 ルリコさんより煮しめ。 マサエさんからはきたがきの手羽焼きとコロッケをいただく。今日は差し入れ日和。 ↓ こちらから立ち読みOK! ↓ https://tprint.co.jp/wptprint/ebooks/nitijo/?pNo=1 =・=・=・=・= ●著者プロフィール イノハラ カズエ 広島県生まれ。各地を転々としたのち、松江が気に入り住みつく。 2015年より冬營舎店主。 古本冬營舎 島根県松江市西茶町90−8 ブログ http://books-toeisha.jugem.jp
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マーケティングコミュニケーションのまんなか
¥1,320
深谷信介氏の弊社5冊目の新著「マーケティングコミュニケーションのまんなか」が発売となりました。創造する現場の具体的な手引書として、備えるべきは「視点視座」と著者は言います。 大手広告代理店から教育現場へと舞台を変えて、新たな活動を始めた著者がこれまで蓄えたノウハウ満載の著。 どんなくらし・学びでも・備えるべきは視点視座 Perspective。 さあ、創造する現場へ。 ISBN978-4-86456-434-2 C3063 四六判、並製本92ページ 1,200円+税 <目次> ☆はじめに 1 所在地 2 情報・ノイズ TipsA:マーケティング 3 基本設計blueprint 4 バームクーヘン構造 5 基本設計を深掘る TipsB:3種の神器? 6 逆読みーデコンストラクション 7 徹底的に深い事例研究ー本物を覗く 8 広告と広報 TipsC:4Pのうつろい 9 3つの実践ドリル 10 段階 11 混ぜ方 TipsD:アート・デザイン 12 今と昔とこれからと ☆おわりに <著者:深谷信介> ノートルダム清心女子大学 人間生活学部教授、名古屋大学未来社会創造機構特任教授 メーカー・シンクタンク・外資系エージェンシー・広告会社などを経て現職・多業家。 企業役員・アドバイザーなどを梃子に多拠点で活動。 Beyond marketingを掲げリベラルアーツ実践研究を行う。
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#プレボン!
¥2,750
#プレボン! いますぐ使えるプレゼンテーションTips集 ノートルダム清心女子大学人間生活科学部教授 名古屋大学未来社会創造機構特任教授 深谷信介 A5判ヨコ、並製本122ページ 定価:2,750円(本体2,500円+税10%) ISBN978-4-86456-416-8 C2063 ¥2500E 2022.3.31発刊 圧倒的勝率を叩き上げつづけてきた敏腕プレゼンターが、数十年かけて培った珠玉のノウハウを、2ページ見開き簡潔型で一挙公開。 プレゼンの心構えからマル秘裏ワザテクまで、ツボを押さえクリアにまとめた今すぐ使える全54tips掲載! 【contents】 #0はじめに プレゼン下手だった私から、みなさんへ。 #1プレゼンとは? tips.1 人の前で話すこと、それがプレゼンです。 tips.2 プレゼンは、ライブである。 tips.3 自由演技である、規定演技ではない。 tips.4 説明ではありません。報告とも違います。 tips.5 構成要素は、たったの5つ。 tips.6 手口は3つ。 tips.7 話す前から、はじまっている。 tips.8 話しことば・自分ことばが活きます。 tips.9 とにかく微笑む。とにかく笑う。 tips.10 想定外を標準装備する。 tips.11 究極ゴールはしゃべりのみ。 #2 場 tips.12 味方にする。 tips.13 まず場の雰囲気を感じよう。 tips.14 ぐるっと、会場を歩いてみる。一番うしろの席に座って、聴衆になる。 tips.15 会場を立ち去るまでが、場ヂカラの威力。 tips.16 始まったら、その場ヂカラを信じる。 #3 聴 tips.17 ひとを知る・参加者を知る。リストは、もらう。 tips.18 一人の聴衆になってみる。 tips.19 寄り添う話し方が、ある。 tips.20 味方をみつける。左右斜め3列目あたりにきっといる。 tips.21 多くの聴衆のたった1人の味方のために、全力を尽くす。 #4 話す tips.22 3つのV で、できている。 tips.23 言い切る。 tips.24 シツコク、ナンドデモ、クリカエス。 tips.25 話さない、は割と聴く。 tips.26 練習は、極力しない 。話原稿は、作らない。 tips.27 まるで音楽のように ♪ tips.28 聴き手の数でも、話しっぷりは変わる。 tips.29 自然と、動く。語りかけると繋がってくる。 #5 中身 tips.30 3つ、多くて5つ。 tips.31 具はクリアに。シンプルではなく、クリアに。 tips.32 パズルのように1枚ずつ並べてみると、関係性がみえてくる。 tips.33 目次とノンブルは、マスト。 tips.34 資料と投影スライドは、別物・別腹。 tips.35 内容は、話とスライドでうまく分担・融合する。 tips.36 緊張するのは、何かが足りないサイン。 #6 映スライド tips.37 机のイスをひき、少し遠くから画面をみてみよう。きっとレイアウトにこだわりたくなるはずだ。 tips.38 投影スライドを、あなたの一番の応援団にする。 tips.39 空間配置には、意味がある。 tips.40 3次元ポスター、なのだ。 tips.41 文字・画像・映像・音声・色、使える素材はこの5種類だけ。 tips.42 余白が語るのだ。 tips.43 ビジュアルは語る。 tips.44 テンプレートは優れもの。アニメーションは・・・ tips.45 プレゼンも顔がいのち。表紙・ラストにひと工夫を。 tips.46 お手もと資料は、ほぼ捨てられる。 tips.47 さあ、スライド制作虎の巻集です。 #7 本番直前裏ワザ必殺ワザ tips.48 目を見張る、声を張る、微笑む。普段よりちょっとだけ。 tips.49 目を見ずに、目をみる。 tips.50 舌をぐるぐる、口を大きめに。指使いでラクにする。 tips.51 当日、こちらから声をかける。 tips.52 その場限りを、御旗に。 tips.53 ビビったら、満員電車を思い出そう。 tips.54 いまここに集まってくれた目の前の「ひとり」に、精一杯の感謝を込めて。 tips.55 あなただけの必殺ワザどんどん書き込んでください。 #8 おわりに ひとは気持ちで情報を受け取る。 #9 推薦のことば
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はじめのはじまり
¥1,100
企画・編集:特定非営利活動法人 中村元記念館東洋思想文化研究所 A5判、並製本、142ページ ISBN978-4-86456-415-1 C0037 2022.3.1初版発刊 インド哲学・仏教学者 “中村 元”博士の少年時代の作文集 島根県松江市殿町に生まれた中村元博士。 幼少期をいかに学び、過ごしたのか… 「東洋思想の世界的権威」「知の巨星」と称された博士が 関東大震災、世界恐慌、満州事変と、世界が目まぐるしく変わっていった 少年時代(12歳~20歳の頃)に書いた作文を掲載しています。 難しい試験を合格し、中学校に入学したにもかかわらず大病を患い留年。 そこからどう気持ちを切り替えたのか…? 元少年の夏休み、どんな景色やものを見たのか、旅の思い出 ぜひ、中村元博士が感じたものの片鱗にふれてみてください。 < 目 次 > はじめに この本の構成について 当時の学校制度 第一章 『この受験地獄も誠に一大災禍である』 第二章 不安、絶望、諦め、そして希望へ… 第三章 大切な人たちとの記憶 ー中村元少年を取りまく人々・出来事- 第四章 中村元少年の夏休み 第五章 中村元少年の見た景色・もの 第六章 旅の思い出 第七章 思想家としての片鱗 中村元少年の読書リスト 中村 元(なかむら はじめ) 1912年、島根県松江市に生まれる。インド哲学者、仏教学者、比較思想学者。 東京大学名誉教授、比較思想学会名誉会長、日本学士院会員等歴任。財団法人東方研究会・東方学院創立、学院長就任。勲一等瑞宝章、文化勲章受章。松江市名誉市民。1999年、逝去。 《著書》『インド哲学思想』全5巻、『東洋人の思惟方法』、『比較思想論』、『ブッダのことば』(翻訳)、『[決定版]中村元選集』全40巻 他多数。
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ふるさとの風景~海と山にいだかれた本庄~
¥1,100
SOLD OUT
原田知幸(著) A5判(ヨコ)、並製本、102ページ ISBN978-4-86456-396-3 C0072 2021.9.1初版発刊 原田知幸 昭和23年松江市本庄町生まれ。 昭和42年松江北高校卒業。 昭和47年島根大学文理学部理学専攻科(物理学)修了、同年気象庁に入庁。 気象庁および気象衛星センターで静止気象衛星業務(ひまわり1号~5号の運用および観測データからの予報業務支援資料作成)に携わる。平成11年以降、大阪管区気象台、広島地方気象台で観測業務、予報業務、防災業務に従事し、平成21年地方奈良気象台長で定年退職。 退職後数年間は自治体、公民館、各種団体等を対象に防災講演を行うとともに、地域の諸団体や公民館のまちづくり事業に参加して現在に至る。
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出雲国神仏霊場巡り-心の旅- 改訂版
¥1,320
藤岡大拙(著)・槇原郁朗(画) A5判、並製本、102ページ ISBN978-4-86456-376-5 C0026 2021.4.14改訂初版発刊 日本で初めて神仏を超えて連携した「出雲國神仏霊場」。 「ご縁」を尊び、「和」の心の大切さを伝える20社寺を訪ねたエッセイ集。 社寺の歴史やみどころが、品格ある文章と鮮やかな水彩画で綴られます。 藤岡大拙 昭和7年生まれ。 京都大学文学部卒業。 同大学院文学研究科修士課程修了。 島根県立女子短期大学名誉教授。 出雲市立荒神谷博物館館長。 NPO法人出雲学研究所理事長。 出雲市斐川町在住。 槇原郁郎 昭和10年生まれ。 元島根県立高校美術教諭。 画家(国画会準会員)。 島根県出雲市在住。
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出雲の神楽をささえる「林木屋」
¥2,200
勝部一郎(編) A4判 116p 並製本 ISBN978-4-86456-375-8 C0021 2021.3.31初版発刊 神楽の神楽面・衣装などを貸元として支えた林木屋の神楽面を資料とともに掲載し、古代出雲歴史博物館の調査の報告や論考などを掲載。 ◆目次 ごあいさつ 1.神楽面(勝部一郎氏所蔵) (1)命面 (2)姫面 (3)翁面 (4)媼面 (5)茶利面 (6)鬼面 (7)蛇頭 (8)その他 2.神楽面(見々久神楽保持者会蔵) 3.神楽面(神西神楽保持者会蔵・個人蔵) 4.神楽衣装 5.神楽面リスト 6.神楽衣装リスト 7.その他の神楽小道具 出雲市の神楽面・衣装について 藤原宏夫 出雲の神楽をささえる 品川知彦 「郷愁」笛や太鼓の響く里神楽の祭り 井上幸雄
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日本書紀と出雲観
¥2,200
島根県古代文化センター(編) A4判 300p 並製本 ISBN978-4-86456-374-1 C0021 2021.3.31初版発刊 (島根県古代文化センター研究論集第26集) 日本書紀と出雲の関わりについて、古代から近現代に至る1300年間を総覧しようとした研究の成果をまとめた論文集。 本書はこのような『日本書紀』と出雲の関りについて、古代から近現代に至る1300年間の課程を総覧しようとした研究の論文集で、文学・歴史学・民俗学など様々な視点から20本の論文を収録。 【内容紹介】 ■研究事業の経過と概要 ■序論 「出雲」をめぐる思想史的展開─研究史の整理─/佐藤雄一 ■第一部古代の出雲観─古代王権と「出雲」─ ・古代の氏族伝承と出雲/佐藤雄一 ・『日本書紀』神代巻と『出雲国風土記』/伊藤剣 ・『先代旧事本紀』の出雲観─大己貴神の大三輪神化と杵築社の祭神変更─/伊藤剣 ・『日本書紀』と「出雲国造神賀詞」『出雲国風土記』の国譲り/佐藤雄一 ■第二部中世の出雲観─変容する記紀神話と「出雲」─ ・中世の日本書紀註釈における出雲観─『釈日本紀』にみる「出雲」の文字列から─/渡邉卓 ・古代・中世の佐太神社と『出雲国風土記』/平石充 ・『佐陀大社縁起』の比較検討/松尾充晶 ・「八岐大蛇退治図」の図像的分析─日本書紀と出雲の邂逅─/岡宏三 ・中世における神集い信仰/品川知彦 ■第三部近世の出雲観─再解釈される「出雲」─ ・中近世出雲における『出雲国風土記』の受容と『日本書紀』/髙橋周 ・素戔烏流(出雲流)神道の形成と神祇書の相承─近世における中世神道の展開─/大東敬明 ・近世杵築周辺の〝神学〟/西岡和彦 ・出雲国における宝物開帳とその展開─須我神社三十三年目宝物開帳を事例として─/面坪紀久 ■第四部出雲国造北島家自重館文庫 ・自重館文庫成立史─北島国造家と垂加神道─/西岡和彦 ・自重館文庫本『出雲国風土記』の系譜/髙橋周 ■第五部近現代の出雲観 ・近代史学史からみた「古代出雲」観の変遷/田中聡 ・近代の「出雲」観の解明に向けた覚書/品川知彦 ・大本の聖師、出口王仁三郎が見た出雲/松尾充晶 ・『日本書紀』注釈史と折口信夫の「出雲」─読み替えられた「出雲神話」をもとめて─/斎藤英喜 ■あとがき─歴史的に、出雲はどのような地域と観念されてきたのか、それはなぜか─
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影印 出雲風土記鈔
¥1,650
島根県古代文化センター (編集) A4判、129ページ、並製本 2021.3.31初版発刊 ISBN978-4864563734 江戸時代前期につくられた出雲風土記鈔は、出雲風土記全体について、本文校訂や詳細な注釈をほどこした最初の注釈書として知られています。著者である岸崎佐久次は、松江藩の役人として、出雲国風土記登場地の緻密な現地調査と地名比定を行っており、現代まで連なる出雲国風土記の研究の原点ともいえます。とりわけ古代出雲歴史博物館が所蔵する出雲風土記鈔の写本は、岸崎の求めに応じて添削を行った松林寺宏雄の手元にあった本である可能性が高く、多数の添削の跡が確認できるなど、出雲風土記鈔の成立を考えるうえで非常に貴重な史料です。(「序」より)
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浜田城史伝
¥1,210
田中博一(著) 新書判、並製本、368ページ ISBN978-4-86456-393-2 C0293 2021.6.10初版発刊 浜田城の起こりから廃城までをテーマに、浜田城を取り巻く人々の姿を史実によりながらいきいきと描く歴史小説。 著者田中博一氏は島根県職員のかたわら、島根県民文化祭散文部門で受賞するなど、精力的に執筆活動に取り組む。 昨今、城郭ブームとともにマイナーな城郭にも関心を持つ読者が増えているように感じる。地域の歴史に関心を持っていただける一助としたい。 いきいきと臨場感をもって描かれる登場人物たちの世界にどんどん引き込まれていく、読み物として、この本は、普通に面白い! 田中博一 昭和48年島根県邑智邑南町(旧浜田藩)生まれ。 前著に「石見戦国史伝」があり、石見地方の歴史、遺跡の紹介につとめる。 島根県浜田市在住。
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しまねブータン王国物語
¥1,650
柳楽正雄(著) 四六判、並製本、264ページ ISBN978-4-86456-395-6 C0095 2021.5.31初版発刊 ブータンってどこ?から始まる国際交流の物語。 1986年に始まった島根県とブータン王国の国際交流。当時この事業の担当者に任命された著者が、国交もない国の場所すら知らないブータン王国の紙すき技術支援に県レベルで取り組むというプロジェクトリーダーに・・・。 現在でも連綿と続く、知る人ぞ知る島根県とブータン王国の国際交流の物語。 柳樂正雄 昭和18年島根県出雲市生まれ。 島根大学文理学部文科卒業。 元島根県立女子短期大学事務局長。 元島根県物産協会専務理事。 元島根県観光連盟専務理事。 元島根県国際交流青友会事務局長。 元出雲国際交流協会会長。島根県ブータン友好協会事務局長。