松江日乗 古本屋差し入れ日記
¥1,650 税込
なら 手数料無料で 月々¥550から
別途送料がかかります。送料を確認する
¥3,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
店主の日記につづられた、
松江の小さな古本屋 冬營舎の物語。
『松江日乗 古本屋差し入れ日記』
イノハラカズエ(冬營舎) 著
並製本 258ページ
サイズ/四六判
978-4-86456-435-9
発刊:2022.9.1
=・=・=・=・=
島根県松江市にひっそりとたたずむ古本屋「冬營舎」は、
ちっとも本が売れないけれど、毎日のようにお客さんから「差し入れ」が届く不思議な本屋。
個性あふれるお客さんとの交流を綴った店主の日記。
二月十八日(木) 晴れ
はす向かいの七福さんが、「一年だね」とケーキをとどけてくださる。
開店の挨拶のときに、開口一番、「場所が悪い」と言われた。それから、あのやぶにらみの目つきで、わざとかと怪訝そうにきかれた。そんな人通りのない路地に長年店をかまえている七福さんは、営業中に店名を染め抜いた暖簾がかかるだけで看板はないが、知る人ぞ知る予約制の懐石料理の店。
冬營舎のある通りはガラエ丁という。その昔、松江城築城の物資を運んだときの音からとも、ダンガラ染からきたともいわれている。南側の末次公園の先は宍道湖で、北はすぐお堀。猫やあなぐまが通りかかり、すずめが集うのどかで静かないい路地。このあたりでは路地とはいわず、小路(しょうじ)という。
アキミさんより卵一パック。
イナダさんより本。
ルリコさんより煮しめ。
マサエさんからはきたがきの手羽焼きとコロッケをいただく。今日は差し入れ日和。
↓ こちらから立ち読みOK! ↓
https://tprint.co.jp/wptprint/ebooks/nitijo/?pNo=1
=・=・=・=・=
●著者プロフィール
イノハラ カズエ
広島県生まれ。各地を転々としたのち、松江が気に入り住みつく。
2015年より冬營舎店主。
古本冬營舎 島根県松江市西茶町90−8
ブログ http://books-toeisha.jugem.jp
-
レビュー
(2)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥1,650 税込