



















石が語る出雲国の物語 30億年の地学探訪
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石が語る出雲国の物語 30億年の地学探訪
澤田順弘 著
定価2,970円(本体2,700円+税10%)
978-4-86456-567-7
C0044 ¥2700E
四六判、370頁、並製本
2025年7月10日発行
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https://tprint.co.jp/wptprint/ebooks/ishiga/?pNo=1
【出雲国をフィールドに、壮大なスケールで語る30億年の大地の物語】
出雲国を含めた日本や、大陸の分裂がリアルタイムで起こっている東アフリカ大地溝帯を中心に研究をしてきた著者が、一般読者向けに難解な「地質学」をエピソードを紹介しながら紐解いていく。地質学への入門書。
【主な目次】
はじめに
第1話 神々の古里、出雲国への誘い
1 出雲国とその周辺の地形のあらまし
2 美しく、かつ奇異な自然に包まれた国
3 地学版「出雲学」への誘い
第2話 ユーラシア大陸東縁の時代
1 出雲国の地下深部には何がある:
日本列島の背骨、飛騨帯、30 億年前の鉱物
2 恐竜がのし歩いていた時代、大規模火砕流が発生、
地下ではマグマが固結
3 同じように見えても中身が異なる山陰側と山陽側の花崗岩
4 たたら製鉄
5 たたらと八俣大蛇、よもやま話
第3話 ユーラシア大陸東縁で起こった大事変とその後
1 大陸分裂の前夜(4000万年から3000万年前)
2 宍道地溝帯:地下はどうなっているのか
3 大陸縁の分裂、出雲国から読み解く
中国地方の時計回り回転運動、日本海の形成
4 宍道湖・中海より南側で4000万年前から
1400万年前にかけて起こった出来事
5 島根半島で2000万年前から
1400万年前にかけて起こった出来事
6 来待石、海岸べりをのし歩くパレオパラドキシア、
デスモスチルス、そしてクジラまで登場
7 入り江と火山活動:松江層・嫁ヶ島・塩楯島
第4話 比婆山:驚異の自然、そして神と人々が語り継ぐ物語
第4話の1 驚異の自然
1 1100万年前以降の平穏な時代と火山活動の再開
2 比婆山とその周辺の地理・地形
3 比婆山周辺の地質概略
4 花崗岩基盤中にできた溶岩湖
5 比婆山玄武岩と上の台玄武岩の噴火
第4話の2 「神」と人々の物語
1 上の台周辺の古墳群
2 伊邪那美の墓所をめぐる物語
3 江戸時代文化年間の母里藩による開削
4 比婆山とその周辺地域の地質学的・文化的価値と保存
第5話 宍道地溝帯の古傷がうずく:第四紀火山と断層
1 和久羅山・嵩山
2 美保湾のシゲグリ安山岩体
3 大根島・江島
第6話 中国地方のもっとも新しい火山
1 日本最大の溶岩円頂丘、大山
2 縄文人が見た活火山、三瓶山大噴火
第7話 第四紀の出雲国における自然と人々の織りなす物語
1 第四紀という時代
2 宍道低地帯の地形や地下はどうなっているのでしょうか
3 3万年前以降の出雲国の風景と人々の登場
第8話 自然からの贈り物
1 出雲国の石材
2 玉にまつわる物語
3 焼物、粘土、釉
4 鉱産資源
5 松江城にまつわる石の物語
物語:地学解説
1 はじめに
1 地球の形と大きさ
2 地球内部の構造
3 鉱物と岩石
4 岩石のいろいろ
5 火山体、火山地形と火山岩類の産状
6 地学用語の語源、よもやま話
余話:わが人生の旅路
【著者略歴】
1944年東京都生まれ。京都大学理学部卒業、京都大学理学研究科地質学鉱物学専攻博士課程、理学博士。
島根大学理学部・総合理工学部勤務。島根大学名誉教授。
著書、学術論文・研究報告 多数。
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