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海を渡った「出雲屋」~韓国のパンの百年史~

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ハム・ハンヒ、オ・セミナ(著)
並製本・132ページ
サイズ/105x173
ISBN978-4-86456-264-5 C0023
2018.2.1発刊

韓国ではじめて西洋式のパンを売ったのは、島根から渡った「出雲屋」だった―
植民地時代の韓国・群山に、出雲屋という製菓店がありました。創業者は島根県出雲市から群山へ移住してきた廣瀬安太郎。1910年のはじめに出雲屋を開業し、1945年の日本の敗戦まで営業を続けました。
その子孫が時を経て群山を訪れ、かつての店の跡地に見たのは、奇しくもパンを売る製菓店・李盛堂(イソンダン)だったのです。本書は、この偶然の出会いから生まれました。
出雲屋の物語は、単なる個人史に留まらず、日韓の文化交流史としても貴重な記録となっています。

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