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島根県立古代出雲歴史博物館 展示図録『その後のヲロチとスサノヲ』

¥2,200($13.91)

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島根県立古代出雲歴史博物館 展示図録『その後のヲロチとスサノヲ』
島根県立古代出雲歴史博物館(編)
島根県立古代出雲歴史博物館 発行


定価2,200円(本体2,000円+税10%)
978-4-86456-616-2
C0020 ¥2000E

A4判、144頁、並製本
2026年10月9日発行

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2026年10月にリニューアルオープンした島根県立古代出雲歴史博物館のリニューアル記念特別展「その後のヲロチとスサノヲ」の展示図録。
アマテラスとともにイザナギから生まれた高貴な神でありながら、その荒ぶる性格ゆえに高天原を追われたスサノヲ。
しかし地上世界に降り立つや、ヤマタノヲロチを退治して平安をもたらした。
出雲を舞台としたスサノヲのヲロチ退治神話は、数多い日本神話のなかでも最も広く知られ、人々を魅了し続けてきた。
後の時代に人々は、怪異や戦乱に直面し恐れおののくなかで、遠い昔に退治されたはずのヲロチの脅威を再び思い起こし、それを打ち倒す勇猛神スサノヲの再来を強く願った。
同時に、ヲロチ退治神話は、悠久の時代の移ろいのなかで、現代の私たちには思いもよらない筋立てや、退治の方法へと形を変えながら語り継がれてきた。
こうした後の時代におけるヲロチ退治神話の変容を通して、単に「英雄神」と「悪神」という枠組みだけでは説明できないスサノヲとヤマタノヲロチの特質に迫り、先人たちが人智を超えた「大いなるもの」に対してどのように向き合い、受け容れてきたかを探った展覧会の図録。


■プロローグ
暴虐のかぎりをつくす荒ぶる神なのか?
最強無比の英雄神なのか?
姉と弟の関係にありながら、最高至上神のアマテラスに対して、神々により高天原から追放され、出雲でヲロチを退治し、やがて「根の国」に去っていったスサノヲ。その評価が、人により時代により大きく分かれていたことを紹介する。

■第Ⅰ章 ヲロチの起源
そもそも太古の昔においては、〝蛇〟とはいかなる存在で、人々はどのように受け止め、語り継いできたのだろうか。
蛇にまつわる古代の伝承や、数々の考古資料などをもとに昔の人々の蛇観念を探る。

■第Ⅱ章 ヲロチ退治神話の展開
酒を飲むヲロチの前で、スサノヲにより櫛に変化したはずのイナタヒメが高床の棚の上にすわり、そのかたわらではアシナヅチが火を焚いている――。
中世以降『日本書紀』・『古今和歌集仮名序』などの解釈を通じて、ヲロチ退治のストーリーが複雑多様に展開していったことを紹介する。

■第Ⅲ章 その後のヲロチ
退治されたはずのヲロチが生まれ変わった?
源頼光らに討ち取られた鬼の棟梁・酒呑童子の父はヤマタノヲロチ?
天智天皇の時代の草薙剣窃盗事件、壇ノ浦の合戦における安徳天皇入水による宝剣喪失などの事件が、新たなヲロチ神話を生み出していったことを紹介する。

■第Ⅳ章 出雲のスサノヲとヲロチ
ヲロチ退治の舞台である、八雲立つ出雲。
『出雲国風土記』には『古事記』・『日本書紀』とは異なる性格のスサノヲが伝えられ、やがて出雲独自のスサノヲ神話、ヲロチ退治神話が育くまれた。
その独自の神話が出雲の神楽にも影響を与えたことを紹介する。

■第Ⅴ章 救いの神 スサノヲ
八百万の神々のなかでも最も荒ぶる神であると同時に最も勇猛な神・スサノヲ。スサノヲは仏教の阿弥陀如来、閻魔王、摩多羅神などと同一とみなされたりしたが、特に牛頭天王と一体と考えられた。
疫病などの災いをはらうため、人々が心を一つにして勇猛な神威に期待し、信仰していたことを紹介する。

■作品解説
■【史料】出雲伝来ヲロチ・スサノヲ伝説集

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